配達日誌_20100313 〜本日より再開します〜

ご無沙汰しております、さゆきです。3月11日の震災より本ブログの更新を自粛しておりましたが、本日13日より再開します。ブログを書くことにより、よもやすると心証を悪くされる方がいるかもしれない、そう思い自粛しておりました。しかし、震災から3日経ち、いつまでも自粛自粛では私自身の気が滅入ると同時に、周囲の方にもあまりよろしくないと判断し、配達日誌を含め本ブログを再開する事と致しました。関東近郊の皆さんはもちろん、もし被災地の方でご覧になっている方がいらっしゃったとしたら、読んで少しでも元気を出してもらえたらと思います。本日より、よろしくお願いします。

 

 

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本日は日曜日。本来であれば夕刊はないのだが、本日は特別夕刊が発行されたため配達をしてきた。

 

配達をしながら、少し胸が熱くなった。今回の震災では、広い地域で電車、水道、ガス、電気などのインフラストラクチャーに大きな支障が生じた。電車は止まり、水道管が破裂したり出が悪くなったり、ガスが一時的に止まった所もある。しかし、都内ではその復旧までの時間が短かった。これはすべて、陰で多くの人が動いていた事の証明に他ならない。余震の恐怖を抱きつつも夜通し線路をチェックした鉄道員さんとその関係者のみなさん、水道局のみなさん、ガス会社のみなさん、そして今も原子力発電所で命がけの作業をしている電気会社のみなさん。そうした方々の必死の想いがあって、いつもの生活を送れるようになった。

 

そして、この不便なひとときを通じ、当たり前と思っていた電気、水道、鉄道、ガスなどのインフラストラクチャーがアタリマエなどではなく、表には出てこない、アタリマエを支えている人たちのおかげだという事を思い知らせてくれた。

 

さらにもうひとつ、大切なこと。それは、こうした表にでない仕事にプライドを持ち、働いている人が多くいるという事。特に今日本中の耳目を集める福島原発。ここで働いている人のコメントを寄せるツイートがあった。最もこころを打ったツイートがどこにあるか見失ってしまったのだが(発見し次第追記します)、それ以外にも、原発で奮闘する彼ら/彼女らの様子をうかがい知れるツイートがいくつもあった。原発という、日本の生活と産業を支えるインフラを守るために命を賭す人たちがいる。この事実に、ただただ感動した。何もできない僕らに変わり、必死で作業する人々。その姿を思い浮かべるだけで、胸が熱くなった。

 

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そして、誓った。今は何もできない。お金やポイントを寄付する事しか出来ない。今の仕事、勉強に打ち込む事しか出来ない。しかし、鍼灸師の免許を取得した暁には、被災地の復興に自分の技術と想いと行動で少しでも貢献しよう、と。

 

今できることは、

・被災地の人と、その復興に携わる人たちの無事を祈ること。

自分の技術と知識で貢献できる日がくるまで高め続けること。

・配達の仕事を、いつも通り、間違いなく遂行する事。

 

明日からも、よろしくお願いします。

 


 

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